珈悦 焙煎処は、重要伝統的建造物群保存地区である滋賀県東近江市五個荘金堂町の五個荘近江商人屋敷周辺にある自家焙煎の珈琲屋です。
座敷席から鑑賞できる中江準五朗邸の庭園は、圧倒される美しさが感じられます。畳の匂いがほのかに香る空間には、喧騒から離れた静かで心地よい時間が流れています。
店内レイアウトは①テーブル席と②座敷席があります。
テーブル席に座ると、カフェの前通りを眺めながらゆっくりとコーヒーを頂けます。キッチンからコーヒーを淹れる香りやケーキを焼く甘い匂いがフワッと立ち上り心地良い気持ちになります。
珈悦 焙煎処を訪れれば、洗練された立派な庭園を眺めながら美味しいコーヒーやケーキを存分に満喫できます。
五個荘近江商人屋敷
五個荘近江商人屋敷は、重要伝統的建造物群保存地区の五個荘金堂町にある近代近江商人の本宅の典型として整備し公開している観光スポットです。
中江準五郎邸
中江準五郎邸は、戦前に朝鮮半島は中国大陸を中心に20数店舗の百貨店を経営した「百貨店王」三中井一族の五男である中江準五郎の本邸です。
珈悦 焙煎処の建物は元々中江準五朗邸の離れでした。
当時、太平洋戦争に敗戦し身一つで帰郷した為、生活していくためには離れを売り払わざるをえなかったそうです。
現所有者が離れを貸し出しており、滋賀県出身者の店主が珈悦 焙煎処を運営しています。
珈悦 焙煎処
基本情報
住所 | 〒529-1405 滋賀県東近江市五個荘金堂町 |
Google MAP | 珈悦焙煎処 |
定休日 | 毎週日・月・火・水曜日 (※電話で要事前確認) |
営業時間 | 10:30~17:00 |
電話番号 | NA |
WEBサイト |
アクセス
駐車場
カフェの敷地内には、駐車場はないので、近くにある駐車場を利用します。
駐車場から店舗までの道のり
駐車場から、うどん屋『いっぺき』の前の通りを進みます。
うどん屋『いっぺき』から10メートルほど進んだ先の十字路を左折します。近江商人屋敷(旧外村宇兵衛家)が目印です。
外観
品格のある木造建築で、一見するとカフェとは思えない趣があります。
入り口は2箇所あります。①白い暖簾がある入り口から入るとテーブル席があり、②石畳が続く先にある入り口から入ると座敷席があります。
※①入り口から入った方が無難です。
店内
店内は、テーブル席と座敷席があります。
テーブル席の空間は、白壁と濃い茶色の木柱のメリハリが効いた空間に木で出来たテーブルや椅子が配置されています。
観葉植物やインテリアがバランスよくレイアウトされており、それを温かみのあるライトが天井から包み込んでいます。
また座敷席は、中江準五郎邸の庭園の景色を眺めながら至福のひとときを過ごせます。
テーブル席
店主がカウンター越しにコーヒーを淹れてくれます。直前に挽いた豆を使って淹れるコーヒーから蒸気と共に心地よく香り立つ香りを愉しめます。
陶器製家庭用焙煎器「珈悦 Candy」
ランプやグラスカップやお皿や絵画など、厳選されたインテリアが店内にレイアウトされています。
コーヒー豆や茶葉
コーヒー豆や茶葉も販売はれています。
座敷席
玄関の扉を開けると、凛とした観葉植物が迎えてくれます。
ほんのり畳が香る広々とした座敷で頂くコーヒーは贅沢なひとときですね。
座敷の窓から見える中江準五郎邸の庭園は、厳格に整備されておりどっしりとした貫禄を感じます。
中江準五郎邸からの庭園と珈悦 焙煎処
上写真は、中江準五郎邸の庭園です。庭園奥に見える縁側が珈悦 焙煎処の座敷席です。
メニュー
おすすめは、無農薬栽培の珈琲豆を自家焙煎したコーヒー。そのほか、お茶や珈琲に合う自家製ケーキを頂けます。
無農薬栽培の珈琲豆
注文した商品①
ガトーショコラとルワンダコーヒーを注文しました。
煎れたての珈琲から立ち上る香りと湯気に癒されながら頂くコーヒーとガトーショコラは格別です。
注文した商品②
後日リピートしました。
オレンジのタルトレットとグアテマラを注文しました。
タルトレットは若干食べずらさはあるものの、サクサク生地のタルトに滑らかなクリームとオレンジが絶妙にマッチしていて美味です。
注文した商品③
ナッツたっぷりのパイも、バニラアイスクリームと相性が良く美味でした。
まとめ
珈悦 焙煎処は、風流ある世界観を体感しながら美味しいコーヒーを愉しめるそんな珈琲屋でした。
重要伝統的建造物群保存地区である五個荘近江商人屋敷の歴史を学んでから訪れると尚、愉しめると思います。